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かぜよみの会 ~ 鹿嶋 神栖 潮来 香取 銚子 旭付近 の 文化系サークル~

茨城県鹿行地域にて、読書会を開催しています。少しでも興味を持たれた方や参加希望の方は、ruralbooks@yahoo.co.jpまでメールくださるか コメント欄 より お問い合わせください。

2017-01-01から1年間の記事一覧

美術鑑賞のメリットと注意点

「アート鑑賞 超入門! 7つの視点(著:藤田令伊)」と いう本では、美術鑑賞のメリットとして以下の項目を 挙げています( p . 174-175より 一部抜粋)。 ・ ストレス解消 ・情操や感受性の育成 ・論理的思考の鍛錬 ・批判精神の練磨・気づきの想起・新しい価値…

本を読みたくなる本

本を読んでいると、もっと本を読みたくなるような 言葉との出会いがあります。 1.「色んな本(小説)に触れれば、色んな気持ち にも触れられる」 (岡田磨里・絵本奈央『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 2巻より) 文芸部にて読書会を催している高校生たちが、 (この…

ハリウッドで夢見る飲みサーの姫

ナサニエル・ウエスト作 「いなごの日/クール・ミリオン 」を 読みました。コメディー作品集です。 ナサニエル・ウエストは、1920〜30年代の アメリカを舞台に活動されていた作家です。といっても発表したのは4作のみで、彼自身が 生きている間には評価され…

地方の読書会にはどんな人が集まるか

読書会をはじめて約10ヶ月。 読書会に限った話ではありませんが、 地方では何をやるのにも大変です。 啓蒙活動や演劇等はなおさら。 (ここで定義する地方は、人口10万人前後の 自治体とします) 人が集まらない。参加連絡が続かない。 ドタキャンは当たり前。…

2017年7月後半に読書会を開催しました ~窓ガラス越しの男児にガン見されました~

蒸し暑い昼下がりでしたが、神栖市の涼しいカフェの中で 読書会を開催致しました。 ※画像は、日立のカフェからの光景 ・有川浩さんの佳作「レインツリーの国」 ・人口減少社会の雇用問題についての提言書 「宅配がなくなる日」 ・明治~大正時代にかけて天皇に仕え…

2017年7月前半に読書会を開催しました ~絶品のバニラアイス~

ひたちなか市内のカフェにて、読書会を開催しました(6名参加)。今回もお子さん連れの方やバイタリティー溢れる明朗な方等が参加され、 賑々しい雰囲気で進みました。 ・よしながふみさんの心の機微に触れるマンガ・すっかり著名人になった星野源さんのエッセ…

出会えない社会での出会い方

新潟にて「シェア飯」というイベントを 定期開催されている方がいらっしゃい ます。 「シェア飯」とは、各自が作ってきた料理 (または買ってきたスナック菓子でも可) を食べながら、おしゃべりするだけの イベント。まちへの転入者(学生・社会人)が新たに友…

時短生活のデメリット〜速度違反はもっと罪を重くしよう〜

神栖市の交通状況はひどいです。 夕方の退勤ラッシュに、速度違反の車をよく 見かけます。 高級車が猛然と車間をすり抜けていきます。他者の命をないがしろにするために、 大金をはたいたのでしょうか。 何をそんなに急いでいるのでしょうか。 着陸後の旅客…

2017年 6月に読書会開催しました ~粛々と沸きました~

今回も三々五々おすすめ本が集まりましたが、偶然にも 「装丁に強烈な個性がある」という共通点が浮かびあがり ました。興味を持ってもらうために第一印象(装丁・ タイトル)が肝要なのは人間も同じだと再認識させられ ました。会の後半は、参加者それぞれ…

2017年 5月に読書会開催しました

去る5月に某カフェにて、読書会を開催しました。アイスコーヒーをすすりながら、本にまつわる談義に花を咲かせました。 以下に、印象に残った発言をまとめました。・神栖市の男女人口比は、江戸時代中期と似ている? ・潮来と江戸の吉原は意外とゆかりがある…

おのぼりさんが付け焼き刃の知識で呑む

ミーハーなので、本で紹介されていたお店に 行きたくなることがよくあります。 何年か前に「世界一旨い日本酒」という本を 読み、おすすめの割烹料理屋として登場した 「初乃」へ伺いました。JR越中島駅から小学校へ向けて大通りを歩くと、 徒歩5分くらいで…

本と防災

自然災害等の非常事態が発生した場合、 どこに避難すべきかをご存じですか。自宅から何を持ち出して避難するのか決めていますか。 避難場所までどれくらい時間がかかりますか。 「地震イツモマニュアル」は、阪神・淡路大震災 と東日本大震災の被害者の生の…

フィクションの功罪

フィクションが好きです。 フィクションには、辛い現実を一瞬だけ忘れ させてくれる効果があります。 それゆえにフィクションは、「私だけどうしてこんなに うまくいかないんだろう」という考え方を助長 させる作用も孕んでいます。 『子供時代に作り上げた…

「東京を生きる」を「地方を生きる」人が読む

アダルト媒体出身で、昨年急逝された フリーライター「雨宮まみ」さんの本を 読みました。 タイトルは「東京を生きる」。 「東京に来て、私は『お金がなければ、 楽しいことなんて何もない』という 宗教に入ったのだと思う」 (同書 p.18 より)「わくわくする…

睡眠導入本

地球上に住む脳を持つすべての生き物は、 眠らないと死に至ります。 ご存じの方も多いと思われますが、 質の良い睡眠をとるためにはコツがいります。 ・眠りたい時間の15〜16時間前に 肉・魚・大豆等のトリプトファンを 多く含む食材を摂取する。 トリプトフ…

マンガとLGBT

今回は、おすすめのストーリーマンガをいくつか紹介 します。 ・放浪息子心にずしんとくるマンガ。 「女になりたい男の子」と「男になりたい女の子」との 交流を丁寧に描いたジュブナイルです。登場人物たちが小学生から高校生になるまでに、 いろんな価値観…

ミサイルと読書会

北朝鮮が荒ぶってます。ミサイルの精度や飛距離も以前とは段違いです。 「北朝鮮はアメリカとの対話が狙いなので、日本に撃ち込むことは無い」と いう捉え方が多数のようですが、額面通りに受けとるわけにもいきません。 当然ですが、「あ、牽制のつもりだっ…

スマート眼球の実用化はまだか

最近の書店の陳列を眺めていると、「未来にはこんな 危機が控えていますよ」系の本がたくさんあることに 気が付きます。日本に現存する自治体の半分が消滅するとか、輸血用 在庫が絶望的な数字になるとか。悲観的な予測をあげ ればキリがありません。 「2050…

仕事も人間関係も血流次第

打ち上げ等の飲み会の序盤で、「なんだか今日は いつもより話せないなぁ」 「相手の話が全然頭に入ってこないなあ」という 経験はありませんか? それらは、頭の血の巡りが悪くなっているからです。 解決策としては、主に二つあります(飲み会や商談の 直前…

「かみすライフスタイルラボ」の まちライブラリーを拝見したかったのですが

先々月に、神栖中央公園の「かみすライフスタイルラボ」と いうイベントに参加してきました。 「楽しみは自分たちで作り出す」をコンセプトにした、 新設予定の防災アリーナのPR活動の一環のイベント。 オリジナルコーヒー・楽器・ジンジャーシロップ作り体験等 の…

婚活を成功させるために忘れてはいけないこと (2018年10月27日追記)

婚活という言葉が定着して久しいです。 神栖市役所もほぼ毎月婚活関連のイベントを開催 しています。 例に漏れず出版業界でも、いかに婚活を制するかを 謳った書が濫立。婚活というジャンルはわりと特殊で 主観的な内容でもおとがめ無し(書いたもん勝ち)なの…

2017年 4月に読書会開催しました

神栖市内のカフェにて、大人数による催行となりました。 ・ タイトルからは全く内容が想像できない「西瓜糖の日々」・地方の苗字のヒミツに迫る新書・清らかな読後感を与えてくれる名著「風に舞い上がるビニールシート」・齋藤孝氏の「上機嫌の作法」等、期待以…

2017年3月に読書会を開催しました。

神栖市のカフェにて、読書会を開催しました。 ・ローカル出版社による文芸アンソロジー ・気鋭の作家 原田マハ氏による美術ミステリ ・佐藤優氏による世界情勢解説本 ・鹿嶋市立図書館元館長による書評・図書館PR本等が並びました。 参加者の読書嗜好が見事に三者…

ほん と つまんない

先日八重州ブックセンターにて、絵本の棚をみる機会がありました。 目にとまったのは、「つまんない つまんない」という絵本。今風のサインペンタッチで、6歳くらいの男の子が表紙に描かれていました。 暇をもてあました男の子が「なんだか今、つまんないな…

本とローカルグルメ

ボルガライスという料理があります。 福井県越前市発祥のローカルグルメ。 オムライスの上にカツが乗っかってるだけのこってりした佇まい。ボルガライスのPR協会なるものも存在します→ https://volga-rice.jimdo.com/ マイナーなボルガライスですが、神栖市…

2017年2月に読書会を開催しました

ひたちなか市のカフェにて、読書会を(初)開催致しました。 ・内海桂子さんの自伝・益田ミリさんの考えさせられるマンガ・フィギュアスケートのコーチ目線による羽生のドキュメント・工藤美代子さんの本・100歳を越える現役女性画家による人生指南本・ホリ…

東西書棚巡り

人の住むところに書棚あり、です。 神栖市のある歯科医院の待ち合い室の書棚には、高橋歩氏(家族全員で破天荒に世界中を旅されている方)の著書が並んでいました。アーバンな空間から秒速でサバンナへ飛べる代物です。 某耳鼻科の棚では、齋藤孝本のバーゲ…

本と音羽の滝

書店へ足を運ぶ度に必ず、本のジャンル別売上別ランキングに目を通します。 その度頭に浮かぶのは、 「人間のソフト(本質的な部分)って、全然進化してないなあ」ってこと。 清水寺に「音羽の滝」というパワースポットがあります。学業達成・恋愛成就・無病息災にま…

本とホステル

池袋駅からすぐの場所に、BOOK AND BED TOKYOという有名なホステルがあります。http://bookandbedtokyo.com/ 大分前になりますが、ミーハー根性で一泊して参りました。 端的に書くと、泊まれる本屋。ベッド以外のスペースは、あまねく本がところせましと陳列…

バスと朗読

以前羽田空港から鹿島セントラル行きのバスに乗車した際に、印象深い運転手の方に遭遇しました。バスの車内アナウンスが、とてつもなくクセが強い(いい意味で)。声質もやけに甘ったるく(男性です)。間の取り方が絶妙、不安になるくらいのスロースピード。で…