ほん と つまんない
先日八重州ブックセンターにて、絵本の棚をみる機会がありました。
目にとまったのは、「つまんない つまんない」という絵本。今風のサインペンタッチで、6歳くらいの男の子が表紙に描かれていました。
暇をもてあました男の子が「なんだか今、つまんないなあ。あれ、つまんないってどういうことだろ」という思いつきを皮切りに、ひたすらに「つまんない」について考えを深めていくだけの内容です。
作者のヨシタケ氏は、こどもに最後まで読んでもらえるようにあらゆる比喩的表現を散りばめています。
翻って、おとなたちはどうでしょう。
「つまんない」が口癖の方、いませんか。
「つまんない」ことを周りのせいにしていませんか。
「つまんない」から、誰かに楽しませてもらいたいと思っていませんか。
「つまんない」なら、いろいろ想像しませんか。電車やバスの待ち時間とか。
想像は、無料で無量の面白さを秘めています。
それにしても、絵本まで電子書籍になっていくのはなんだかつまんないですね。