人気ブログランキングへ

かぜよみの会 ~ 鹿嶋 神栖 潮来 香取 銚子 旭付近 の 文化系サークル~

茨城県鹿行地域にて、読書会を開催しています。少しでも興味を持たれた方や参加希望の方は、ruralbooks@yahoo.co.jpまでメールくださるか コメント欄 より お問い合わせください。

孤独感は年をとってもなくならない

f:id:ruralreader:20170910210153j:plain



ご存じの通り、「孤独」は散財を招きます。


孤独を感じると、いつもより豪華なディナーを
食べたくなります。
どこか遠くへ旅したくなります。誰か、ほんとの
自分のことをわかってくれる誰かと言葉を交わしたく
なります。

極端な話、寂しがり屋人口が多ければ多いほど、
経済は活性化します。

怪しげな宗教団体は、狡猾に孤独な人を狙っています。



現代は、常に誰かとつながっていることが当たり前。

そのため、一人でいるときにどう過ごしたらいいのか
わからない。
とりあえずSNSをチェック。ツイートしてみる。
既読無視だと胸がざわざわする。






そこで本の出番です。本は、あなただけを相手に
してくれます。
生身の友達と違って、いつまでも一緒にいて
くれます。

本は、コスパ最高の癒しコンテンツです。



全く本を読まない方におすすめなのが、
「孤独と不安のレッスン」という本です。


小難しいことが一切書かれておらず、どのページ
から読んでもOKです。

内容についてはあえて詳しく触れませんが、通読
して一番記憶に残ったフレーズは、



「つらくなったら、誰かに何かをあげる」



です。意識はしなくとも、すでに実践されている方
もいらっしゃると思います。

相手が後ろめたさを感じずに喜ぶものをあげること
がポイントです。


この行為は、仏教の「無財の七施」や新約聖書
「受けるよりも与える方が幸いである」に通じる
ものがあります
(いずれの宗旨の信奉者ではありませんが)。


ただし、見返りを期待してはいけません。(これが
一番難しい)






「夜になったら、ろくなこと(孤独や不安)を考えない
から、早く寝た方がいい」と
ショーペンハウァー(昔のドイツのおじさん)の本に
も書いてるので、今日はこの辺りで失礼します。