神栖のゆるキャラアイドル(自称)が奮起する小話
〜〜〜 ある日曜、神栖の運動公園にて 〜〜〜
みんな、今日は集まってくれてありがとう!
ウチは、自称ローカルゆるキャラアイドルの
「センリョウ・ハツエ」!
神栖の特産品の一つである
「センリョウ(正月に飾る赤い実)」の知名度を
向上させるために この世に産み落とされたの!!
ヒュ〜〜!!! かわいいよ ハツエちゃ〜ん!!!
じゃあ いつものいくよ! センリョウの花言葉は!?
可憐と才能!!!(ノ≧▽≦)ノ
神栖のセンリョウの生産量は?
日本一!!!
ウチの美少女レベルは?
千両級!!! 百万石!!!
ふん、ちやほやされるのも若いうちだけよ(小声)
あ、この前の勧誘のおばさん!なんでここに?
ホント失礼ね。 おばさんにはおばさんの千両級の
魅力ってもんが……。
さあ、コンビナ君。
昨日の読書会参加を無言ドタキャンした理由を
聞かせてもらえるかしら?
あ、すいません。 その、やっぱり、本好きそうな人
の輪の中に飛び込むの勇気いるっていうか……。
だったら、直前でもいいから連絡しなさいよ。
社会人(ゆるキャラ)以前に、社会動物として最低限の
マナーでしょう?
いや、ホントごめんなさい。
まあいいわ。 こういった交流会では、結構あることだし。
ちょっと!!!イベント中に関係無い話は
慎んでもらえるかしら!!!!!
あら、ごめんなさい。
ところで、あなたも、読書会はいかが?
誰よあんた。読書会って何?
私は、神栖近辺で読書会を開催している
「スピン・ブクミ」です。
読書会は、本を起点にした 井戸端会議的な集まりよ。
逆に、本自体の話題の方が少ないわ。
話題が最初に設定されているから、普通の雑談よりも
話が広がりやすいの。
だから、初対面同士でも簡単に打ち解けやすいし、
普段では得られないアイディアに出会える可能性も……。
ウチのイベントなの! ウチに関係の無い話しないで!
ごめんなさい。 でもほら、イベントのお客さん、
私と コンビナ君の二人しかいないし。
二人しかいなくても、イベントはイベントなの!
お客さんを楽しませるのがウチの唯一の存在理由なの!
ちゃんとやらないとお客さんに失礼なの!
ドマイナーでも僕は応援してるよ〜(ノ≧▽≦)ノ
ミーハーのガキだと思ってたけど、根性あるじゃない。
私も、お客さん一人で読書会開催したことあるわよ。
え、それ、イベントって言わないんじゃ………。
あなたもさっき言ってたじゃない。
「楽しませたい、集まってくれたお客さんに失礼」って。
人数は関係無いの。
自分と、お客さんが楽しめれば。
超少人数限定イベントってことでいいやって。
でも、田舎(地方)でも、やっぱり、もっと集まってもらい
たいよ……。
まあ、続けるしかないわね。自分の気のすむまで。
いろいろやってるうちに、かならずファンはできるから。
私も、人のこと言えるほど集客できてるわけじゃないし。
……そうね! とりあえず、もっとインスタやツイッターで
ウチのかわいさを前面に押し出していくことにするわ!
励ましてくれてありがとう読書会おばさん!
マジ卍!!!
マジ卍……?
マジ卍〜〜 !!
以上、読書会のエピソード以外は大体フィクションの
小話でした。