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かぜよみの会 ~ 鹿嶋 神栖 潮来 香取 銚子 旭付近 の 文化系サークル~

茨城県鹿行地域にて、読書会を開催しています。少しでも興味を持たれた方や参加希望の方は、ruralbooks@yahoo.co.jpまでメールくださるか コメント欄 より お問い合わせください。

主体的な部下・後輩を育てる方法あれこれ

『自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書
(篠原信 著)』という本では、そのタイトルに違わず
部下後輩への効果的な指導方法を簡潔に書いています。

自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書

以下、個人的にためになったポイントをまとめました。




・相手に何かを教える前に、相互信頼(ラポール)を
築く必要がある。
休憩時間などに上司から声をかけて、
「この仕事はああしたらどう?」と気にかけていく。

ただし、相手の機嫌を無理にとろうしない。
相手が話したくないようなら、無理に話そうと
しないこと(表面上だけ理解があるような素振りは
見せない)。

相手が何を考えているかわからなくても気にしない。
上司の仕事は、「部下に一生懸命気持ちよく働いてもらう」こと。



・大まかな業務内容と注意点だけ教えて、あとは
相手に考えさせるように仕向ける。
「なぜこの作業をしなければならないのか」を常に
考えてもらう。自分の頭で考えなければ、記憶に定着
しづらい。




・詰めを甘くしない、最悪の事態を想定して策を講じて
おく……。必ず熟考すべき項目は、チェックリスト化や
メモ化する習慣をつけさせる。




・仕事とは 「工夫発見ゲーム」であると心得てもらう。
現在のやり方よりも改善できるところは無いかを
探すクセをつけさせる。




・めったに叱らない方が無難。前時代的な厳しさは
逆効果を招く。



・部下が常にやる気に満ちているわけではないと
承知する。






また、『部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書
「プレーイング・マネージャー」になってはいけない
(出口治明 著)』という本では、

部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書  「プレーイング・マネージャー」になってはいけない (ノンフィクション単行本)


「報告・連絡・相談は、上司が部下に行うもの」

であると断言しています。


上司から積極的に働きかけることで、「この人になら
何でも伝えられる」という雰囲気をつくることが
大事です。






さらに、
作家の保坂和志氏は著書の中で、

文庫 いつまでも考える、ひたすら考える (草思社文庫)


「(うまい仕事ができるようになったのは)、 教え方が
良かったわけではなくて部下の出来が非常に良くて上司
の足りない部分を埋め合わせていてくれただけだったかも
しれない。

人が人に教えるというのは一方的な行為ではなく共同作業
だということに気づく必要がある」と述べてます。





いかに「主体的に働ける人財」を育てていくか。
どれくらい一緒に成長できるか。



家庭菜園や子育てにも通ずるテーマですね。