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かぜよみの会 ~ 鹿嶋 神栖 潮来 香取 銚子 旭付近 の 文化系サークル~

茨城県鹿行地域にて、読書会を開催しています。少しでも興味を持たれた方や参加希望の方は、ruralbooks@yahoo.co.jpまでメールくださるか コメント欄 より お問い合わせください。

20年前の読書術の本を読んで気づいたこと

ここ20年で、科学技術と我々の生活様態は劇的な変貌を
遂げました。

そんななかでも「読書術」の本は、古今東西発行され続けてきました。





自分をつくるための読書術(勢古浩爾 著) 」は、1997年に
出版されたブックガイドです。


あらためて読み直すと、いくらか気づかされることが
あります。




フランクルの著書(夜と霧 など)と「イワン・デニソー
ヴィチの一日
」は、年代問わず、どの読書術の本にも紹介
されている。 近年に出版された「知的野蛮人になるための
本棚(佐藤優 著)」や「頭は本の読み方で磨かれる(茂木健一郎
著)」等でも登場


→いずれの著書も、 実際に極限状態に置かれたという体験
をもとに、嘘偽りない人間の振る舞いが描かれている。

これらの 通読により、「場合によっては家族にも友達 にも
裏切られる」という真理を知ることができる(いつ裏切られ
てもおかしくないという覚悟を持って生きられるか?)。

また、「どんなときでも希望を捨てずに生きること」の
大切さを痛感させられる。






・「対談本は読んだ方がいい」はどの読書術の本にも
書いてあった

→ 論理の展開方法や形式論理の見破り方等は、いつの時代も
求められる。相手を負かすのではなく、課題を解決する
ためにぶつかっていることを念頭に置こう。





・古典は解説本だけではなく、原書を読もう

→こちらもどの読書指南本に載っていた項目です。

個人的には、自らがよっぽど興味が無い限りは原書に
こだわる必要はないと考えています。



今も昔も都会でも地方でも、人間の本性は そんなに変わら
ないということでしょうか。